日本人は、外国人の日本語のどこを気にしてる?

前回の香港大学SPACE【プレゼンテーション日本語】では、

みんなで川柳を作りました!

 

俳句は、季語をはじめとした色々なルールがありますが、

川柳は、気軽に作れて良いですよね。

 

「人生は 選ばれるより 選びたい」

 

「福岡に 円安中に 行きたいな」

 

「日本語は 面白いけど 話せない」

 

「人生は わからない からステキ」

 

これらはみんな、学生が作った川柳です。

それぞれに味があって、素晴らしいです!

 

でも、【プレゼンテーション日本語】で川柳を作るのは、

語彙を増やすためや、

作文や表現の指導のためでは、

ありません!

(もちろん、結果的に語彙が増えたり、

表現力が磨かれることにも繋がるのですが)

 

【プレゼンテーション日本語】では、

日本語の拍の感覚を徹底的に掴んでもらうために、

川柳を作って発表します。

 

俳句や川柳の 5・7・5のリズムは、

日本語の音の特徴をつかむのに、

とても良い題材になるんです。

日本語には、一音一音が、同じ長さで発音されるという特徴があります。

1拍が、仮名1文字です。

拗音(小さい、「ゃ」「ゅ」「ょ」)がつく場合は、2文字で1拍です。

 

そう!

 

日本人は、外国人の話す日本語の“長さ”で、聞き取っているんです。

 

なので、

 

日本人は、外国人の話す日本語の“長さ”を、とても気にしています。

 

「おばさん」と、「おばあさん」では、意味が違いますよね。

「お ば さ ん(4拍)」、「お ば あ さ ん(5拍)」

長さが違います。

 

「びょ う い ん(4拍)」、「び よ う い ん(5拍)」

これも、発音された時の長さの違いで、聞き分けています。

 

「さか(2拍)」、「さっか(3拍)」、「サッカー(4拍)」です。

 

小さい「っ」を、短く発音すると、

「作家」が「坂」になってしまうし、

 

最後をしっかり伸ばさないと、

「サッカー」が「作家」になってしまいます。

 

これは、日本語学習者にとっては、とっても難しい感覚です。

 

「りんご 」の 「り」も「ん」も「ご」も、全部同じ長さです。

「りーんご」と、「り」だけ長く発音すると、不自然な音になります。

 

英語の「Apple」は、語尾の「e」を発音しません。

言語によって、リズムのとり方が違いますね。

 

「じんせいは えらばれるより えらびたい」

これを、一音一音が、全部同じ長さで言えるように練習することで、

拍の感覚を身に付けて欲しいという思いから、

【プレゼンテーション日本語】では、川柳を取り上げています。

 

*早稲田大学大学院の恩師、戸田貴子先生の

「コミュニケーションのための日本語発音レッスン」を参照しています。

 

楽しい川柳づくりの後は、期末プレゼンテーション。

みんな、

#平成最後のプレゼン

頑張ってます!!

 

写真は、日本に遊びに行っていた学生が買ってきてくれた

「ありがとう 平成 まんじゅう」

クラスのみんなで、美味しく頂きました。

ありがとう!